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免震点検

免震点検 免震建物は積層ゴムやダンパーなどの免震装置を使って構築されており、それらを設置している場所を「免震層」と呼んでいます。
地震発生時にはこの部分で地震の激しい揺れが直接建物へ伝わるのを防ぐ仕組みとなっています。
その結果建物の揺れを大幅に低減できますが、免震建物の安全性が免震機能に関する部分の特性に強く依存することから、免震建物の維持管理基準に基づき、免震部材の検査点検を通じて常に設計者の意図する免震機能を維持することを目的としています。
機能の維持に必要とされる定期点検は建物竣工の5年後、10年後、以後は10年ごととなっており、定期点検以外にも各種自然災害発生時に行う応急点検や年次点検、詳細点検などがあります。
いずれかの点検において問題が確認された場合、詳細点検を行って各部の損耗状況を把握します。
また振り子型等の免震機構も存在しますが、積層ゴムに比べ計測方法こそ変化するもののいずれも点検項目そのものに差はなく、積層ゴムと同じ点検項目で点検が可能となります。

各点検は主に以下の項目の中から点検の種類に応じて実施されます。

免震装置等

  • ゴムに劣化や損傷等が見られないか
  • ボルトに緩みはないか
  • 鋼材部に錆や塗膜剥がれはないか
  • 鉛直変位や水平変位に大きな変化はないか
  • すべり面に有害な傷や突起はないか

免震層内および建物外周部

  • 免震装置に近接して配管されていないか
  • 敷地境界との間隔は確保されているか
  • 建物の鉛直変位や水平変位は確保されているか

免震層内の設備配管可撓部および電気配線余長部

  • 下げ振りに変化はないか
  • 罫書きの軌跡状況はどうか
  • 免震層に結露等の異常はないか
  • 稼働範囲の安全は確保されているか
  • 設備配管に異常はないか
  • 躯体・架台・ラックの間隔は確保されているか
  • 配管経路の間隔は確保されているか
  • 電気配線に異常はないか
  • 追加施工上のミスはないか

上記項目以外にも、状況に応じて多数の点検を行っています。