
大学の選択授業科目の中で、非破壊検査のクラスを取っていました。非破壊検査は文字の通り、対象物を壊さないで検査すること。最初は聞き慣れない言葉に興味を持った程度でしたが、勉強するうちに奥深さを知り、夢中になっていました。
それから就活の時期になって地元香川へのUターン就職を希望していたら、大学教授から四国にも非破壊検査の会社があるよと教えてもらったのがジャスト西日本でした。大学で勉強したことが活かせられることと、地元で就職できるという2つのメリットが同時に叶うとあって入社を決めました。
会社に出勤した後は、社用車を使って鉄工所や現場に向かいます。そこでは探傷器という装置を使って建物の柱や梁の鉄骨の溶接部の検査をしていきます。これは超音波探傷検査と呼ばれ、私たちの部署のメインの業務になります。 会社に戻ってからは報告書を作成し、終わった時点で定時になっていればそのまま退社します。検査は早くて1〜2時間で終わるものもあれば、1日いっぱいかかるものもあります。1棟すべての鉄骨を調査しますので、長い期間同じ工場や現場に行くことが多いですね。
会社が資格取得のバックアップをしてくれるので、私自身、いろんな資格を取得することができました。社内にはいろんな資格の資料や勉強機材が揃っており、教えてもらえる先輩もたくさんいらっしゃって、勉強に適しているんです。 今では10ほどの資格を取得しました。中でもいちばん難しかったのはNDI UTのレベル3ですね。レベル3は管理者側の資格で、難易度が急に上がり、社内でも苦戦する人が多数いました。今は無事に取ることができ、ホッとしています。
やりがいを感じるときは、建物が建っていく工程を外からではなく、中から見れることや、担当の工事をやり切ったとき、そして完成した建物を見たときですね。 私たちの仕事は、完成した建物からは見ることができませんが、よりよい建物にするためには必要不可欠な仕事だと自負しています。現場作業になると朝が早かったり、移動時間が長かったりするので、そういうときは移動中に好きな音楽を聴いてリフレッシュしています。
この仕事は資格取得が必須ですが、会社に勉強する環境が整っており、教えてもらえる先輩もたくさんいます。 だからこそ経験がなくても気負わずに、先輩の胸を借りるつもりで積極的に話しかけて学んでいってほしいです。加えて作業を行う前には担当者との打ち合わせが必ずあるので、人とのコミュニケーションは大切ですね。新しいことに興味があり、資格取得のための勉強に意欲的な人なら、きっと楽しんで働けると思います。一緒に頑張りましょう。
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